写りが良いと有名なカメラだ。私のはオーストラリアから故国に帰ってきた。その割にしては安かった。
ジャンクであまり価格が上がらなかった理由は「距離計不動」だった。さっそく調べてみる。

距離計は動いている。単にずれていただけだ。40oと準広角だから、動きが少ないので、なれない人は壊れて
いると判断したようだ。フイルムゲートーの上にあるネジを外すと調整ネジに達する。これを少し直して
ピントが出た。

モルトはベタベタ、とてもひどいので交換した。リコーのカメラは総じてモルトたっぷりだ。ウイスキーなら
ともかく、カメラのモルトは遮光の努力を怠った証拠、あまり誉めたものではない。

距離計、シャッター、絞りは全てマニュアル可能、輸出品らしく、二重露出用のレバーまで詰め込んである。
雨の日と、翌日の快晴のもと、試写を敢行した。
《試写》
大雨の中である。絞り開放に近い。


雨の中とは思えないコントラストと色だ。ピントは非常に良い。

快晴の田子浦港、文句無しの描写だ。

ライカでは怖くてできないショット。太陽がまともに入っているのにフレアーなし。
それにしても、何と言う青空だろうか。

雨の日とほぼ同じ場所。色は渋めだが非常にクリアー、ピントはかっちりだ。


撮影風景。写っているカメラはフジカG690

完全逆光で中央上に少しフレアーあり。近くのコンクリートは粒が一つ一つわかる。

この海の色は何だ!期待していなかったので、ショックだ。これほどとは思わなかった。
これからこのカメラが35oのメインになる予感がする。
私はとても気に入っている。ご覧になった皆さんはいかがだろうか。