. Camera Restore

二眼レフのピント調整

二眼レフのテイクレンズが整備などでずれたときの調整方法。

基本的には35oカメラなどの前玉回転式は、分解整備で位置がずれるときがあるから、このような方法であわせると良い。



用具はピントグラス用の磨りガラスが必要だ。サイズは58−59ミリ幅で、長さは66だけなら6センチ、69まで使うのなら9センチ程度が良い。広すぎるとフイルム位置に固定できないので、幅は守る必要がある。ルーペは高倍率ほど良いが、4−5倍程度でも見やすければ問題ない。35oの場合はもっと高倍率が望ましい。ピントの山が見えれば良い。
それにケーブルレリーズがあると、バルブがあればシャッターを開けっ放しにできるのでこれは欲しい。ピントグラスを仮固定するにはメンディングテープが汚れなくて良いだろうが、使えれば何でも良い。



フイルムゲートにまっすぐ乗せる。必ず二個のリールにしっかり乗ることが大切だ。(トンネル式フイルムゲートの場合、ピント面は下の段なので、実際にフイルムを当てて位置を確認したい。)
☆磨りガラスのざらついた面を前(レンズ方向)に向ける。反対にするとピンボケカメラを作ってしまう。


この位置でガムテープなどでルーペを固定すると良いのだが、私の場合はこの位置では目のピントに合わないので手持ちで使っている。



ストッパー付きレリーズでバルブにしたシャッターを開いているところ。当然絞りは全開にする。



遠くの見える窓際で確認と調整を行う。ほとんどの二眼レフはこの状態では三脚が使えないので、このようなところが望ましい。
遠くの景色を見る場合、少なくとも100メートル以上はなれたものを見たい。できれば300メートル以上は成れたものが良い。二眼レフの標準的な75ミリレンズでは、無限遠といえるのは相当遠いものである。
やむを得ず近くのものを使う場合は、ファインダーでのピントを合わせ、その時にテイクレンズ側も合う様に調整する。近距離も同様にして確認すると良い。

☆レンズによっては、遠距離と近距離でファインダーとは違う位置に合う場合があるので、自分が多用する距離に合わせて妥協するしかない。これはテイクとビューでまったく同じ焦点距離とは限らず、どちらかであわせる以外には無いからである。もちろん少し絞り込めば問題は無いのだが。



窓際カメラ。近距離は机の上などが便利だが、パララックス(視差)があるので二つのレンズがしっかり被写体に同じむきで両レンズの中点が垂直になるようにすること。



磨りガラスが手に入らない場合は、このようなアクリルケースを形に切り出し、そこにびっしりメンディングテープを貼ると代用できる。少し見にくいが、実用になる。



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