TOKO Primoflex



 縁があるがなかなかまともにはならない腐れ縁、このプリモフレックスはS氏のものだがまったく同じものが 私の手元にもある。残念ながらシャッターがプロンターコピー特有のバネ切れで、放り出して久しい。三枚玉だが 優秀と評判が高いトーコー3.5と1/200秒までの自社シャッターから、初期型(T)だろう。





 これもひどさでは負けていない。勾玉カム周りのグリスが接着材より硬くなっている。そのためにフォーカスノブが 空回りしている。カチカチに固まったグリスをオイルとベンジンで攻め、ドライバーで削り落として何とか動き出した。

 戦後の国産二眼レフは皮とグリスが最低で、レストアでは技術より根気が試される素材でもある。



 ファインダー周りはひどく汚れていたが、清掃で向こうが見えるようになった。



 シャッターに大きな問題なし。清掃ですっきりした。



 Toko銘の75o3.5、典型的な二眼レフレンズだ。





 サイドの皮はオーナーが張る予定








《試写》

 TM-Y400にて実施









 二枚目は一枚目の中心部。66のトーコーがきちんと仕事をしているとわかる。周辺落ちが感じられないのはイメージ サークルの余裕を感じる。

☆東京光学、トプコンは戦時中には陸軍に製品を納入していた。プリモなどの名でカチッとした製品を作ってきている。 質実剛健、内容がちゃんとしている浮ついた感じの無いメーカーだ。個人的にはOEMのソーヤーズマーク2=プリモJr.で きちんとした描写を見ているので期待していたが、やはり同じ方向のカメラだった。

 特別なスペックではなく、実用としてきちんと作られているそんなカメラである。


☆良いカメラです。ご愛用ください>Sさん

December 2017

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