STEINHEIL CASCA



 これはSコレクションの秘蔵品。シュタインハイル・ミュンヘンのCASCA、わかったように書き出したがまさに始めて 見た機種だ。

 読みはカスカのようだがこれは略語で、Carl August von Steinheil Camera カール アウグスト フォン シュタインハイル カメラのつづりかららしい。人の名前からとは思わなかった。



 本機は1型で目測である。2型は距離計連動らしい。目測なのにレンズ交換式とは面白い。35o固定なら欲しい カメラかな。



 ウラブタはヒンジで上下に開く。この開き方は始めて見た。



 巻上げ・巻戻しは一つのノブで受け持つ。巻戻しにはシャッターボタンを押しながらボタンをスライドし、ノブを 引き上げると逆転する。



 Culminar 5cm 2.8











 シャッターの設定は背中にある。B.1/25から1/1000まで。



下にはテーブルに置いた時に真っ直ぐ立つように足がついている。

《試写》

 富士のビーナス400にて









 残念ながら幕の隙間からの光漏れがあり、2/3ほどに光が入ってしまった。また、シャッターの先幕が渋っていて 左側に露光ムラがあるが、後半では直っていた。

☆何とも評価が難しい。目測なのにレンズ交換式(4種類ほどあるようだ)という不思議な設定で、50o以下はともかく 長い方は大変だろう。距離計がある2型ならライカなどと同列に語れると思うが。

 ピント合わせがコンタックスやニコンSなどと同様の方式だが動きが重い。レンズを直接廻すのは滑ってほぼ無理。 この点はとても使いにくい。絞りやシャッター速度の変更は見やすく操作しやすい。ファインダーはフレームが無く、 市や率はちょっと少ないようだ。距離計を増設する予定でこの位置だったのだろうが、このデザインだとセンターに置いた方が パララックスの点でベターだろう。

 写りはレンズ次第だが、それなりにちゃんとしている。各部は丁寧に工作されている。ひょっとすると、 おしゃれなボディーがこのカメラの全てなのかもしれない。


☆面白いです。使いにくいです>Sさん

March 2018

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