ENSIGN REFLEX



 まさに黒い箱、「ENSIGN Focal Plane Roll Film Reflex」、あまりに長いのでエンサインレフレックスである。

 古いプレス系のカメラを研究しているJo Lommen site about によれば、1920年代、Houghton Butcher Ltd.によって作られたとか。

《主な仕様》

 120フイルム69フォーカルプレーンシャッター一眼レフ
 スポーツファインダー併用
 ALDIS BUTCHER ANASTIGMAT f4.5 4.25IN(10.795cm) 塔載
 赤窓式巻上げ
 ハレ切り兼用レンズ蓋付

 バックにピントグラスを持たないので安全性が高いと言う説明もついている。



 見事に四角で、カメラとは思いにくい



 これが今回の主役。ロス・エクスプレスシリーズになる前だが、いかにも写りそうだ



 フイルムを入れるためにはこのようにパカッと開くことになる



 そこにこのようにコの字に入れる。ギリギリ光は引かないが不安なほど前が長い



 で、ちょうど上になるところにあるノブで巻く。慣れないとわかりにくい巻上げ方法だ



 シャッターはセルフキャッピングで1/25から1/500秒までわかり易い



 スポーツファインダーは見易い。試写にはもっぱらこっちを使った



 スポーツファインダー撮影



 ピントグラス撮影。正直なところルーペが無いので見易くは無い(私の目のせいもあり)





 底はシンプル。三脚座と開閉キーのみ

《試写》

 富士の160NCにて実施







 低速ガバナーがきいていない感じなので、1/250固定で絞りでのみコントロールしたが、特に問題なし。

☆さすが69、さすがエンサインと言うところか。69で約108oは標準的だがちょっと広角なので、スポツファインダーでの 撮影に困難は無かった。最後のカットは置きピンで動くのを追いながら写してみたが、ちゃんと使えた。

 当然ながら時代的にノンコートなので発色はストレートだ。一枚目の菜の花の黄色は飽和してしまった。しかし、 全体としての雰囲気はちゃんと出ている。これを報道用として発表したようだが、使えるスポツファインダーと ミラーボックス利用の精密描写は用途にあっていたと思う。ロールフイルムがやっと使われるようになって間もない 時代にこれだけ実用性があるものを出したホートン&ブッチャー(後のエンサイン)、さすがのメーカーだ。


☆良いですね、素晴しいです>Sさん

April 2018

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